善光寺東海別院に参拝される方の中に、「戒名」・「法名」についてお聞きになる方があります。驚いたことに皆さん「戒名」・「法名」=「死んだ後に来世で使う名前」という認識をお持ちです。すなわち、来世(あの世)で使う名前だから出来るだけ立派な名前(戒名・法名)を付けてほしい、、、でないと往生できないのではないか?云々。これは大きな誤りです。もっともこんな誤った認識を植え付けてしまったのは我々僧侶の怠慢の結果だと思います。従来「戒名」・「法名」とは生前にみほとけに帰依すべく受けるものです。二文字の「戒名」・「法名」を受け、みほとけに篤信を積み、信心するのです。結果、その人の生き様を反映して「院号」を授けてもらうなどするべきものなのです。お寺さんが「あなたの家は代々院号がついているから、、、」などという説明しかないのは言語道断です。生前にみほとけと縁ができ、信心を起こせた人はある意味で幸せです。人死があって初めてみほとけ(お寺さん)と縁ができる人がほとんどだからです。
しかし、ご心配なく。お寺はいつも門戸を開いていて、ご縁はいつからでも結べます。「お茶飲みにきました。」「相談したいことがあります。」「こんなこと尋ねていいのかしら。」「なんとなく来ました。」善光寺東海別院においでになる方はこんなことをおっしゃいながらお参りされます。それらすべてがみほとけからご縁の導きなのです。

過日、8月15日に日経スペシャル「ガイアの夜明け」というテレビ番組でお葬式のあり方に変化が訪れたという特集が放送されました。経済番組なのでお葬式をビジネスの立場から見た形で構成されていたのですが、既存の葬儀屋さんの実態、一風変わった葬儀を引き受ける葬儀屋さん、葬儀相談員として会社から独立した女性の話などなど。また、驚いた事に「外資系」=外人さんが日本で葬儀屋さんを始め、それが結構受け容れられているというのです。(葬儀屋の経営者は外人さんですが葬儀自体は仏式が多いそうです。)その葬儀屋さんは葬儀を生前に契約できて、しかも葬儀料金を全額生前に納入が可能だというのです。つまり、自分の葬儀を自分ですべて決め、その料金は全額とも自分で先払いできて追加料金なしというのです。反面、既存の葬儀屋さんは葬儀には手厚い接待はあるものの、互助会制度で顧客を取り込み、小額の積み立て金を掛けさえすれば、あたかも葬儀代金が支払えるというように仕向けているように思えます。しかし、葬儀の時には色々な追加料金がかさみ、思ったより葬儀料金がかかる結果となります。僧侶へのお布施ももちろん別です。結果、葬儀の後にはよい印象が残らないという統計もでています。善光寺東海別院では『低料金葬儀』なるもののご提案を始めました。葬儀屋さん・僧侶のお布施・法名(戒名)など含まれていて低料金、しかも生前に契約が可能です。詳しくは