お盆中のテレビ番組で「家族葬」について取り上げた番組を偶然見る機会がありました。様々な葬儀で身内を見送ったケースを紹介して、「家族葬」の是非を論じる番組でした。保険会社からも葬儀を側面的に分析した結果を幾つか紹介していました。先のイオングループの葬儀業界参入にも拍車がかかり、葬儀屋さんの業界にも価格破壊が起こりつつあります。それはそれで結構なことですが、、、。残念なことにその番組の中では宗教色を排した考えが主流となり、その存在はあたかも無意味なものであるような感想を持ちました。その原因は既存仏教の側にも大いに責任があると思います。
日本人はよく「私は無宗教」という言い方をしますが、宗教が無いのではなく、宗教に関心を持つような教育を施されていないため、宗教を詳しく知らないだけでこれは「未宗教」という言い方が適切のように思います。
他国の様子を見るに宗教教育が根付いている国ほど幸福を感じる国民が多く、それは日々の生活の中に宗教が浸透していて、いつも神仏に「感謝」出来る環境にあるからでしょうか。
日本人は自分は幸福ではないと感じる人が比較的多く、自殺者も多いとのこと。
「葬儀」の今後あり方=「宗教」が未来に警笛を鳴らしているように感じるのは私だけでしょうか、、、。
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