最近、「お仏壇を処分してほしい。」というご要望を多く受けます。善光寺東海別院が納骨堂を運営している関係でお墓をやめてお骨を納骨堂に納められる方が大勢あります。それに伴いお仏壇もお守りが出来ないので、、、。という具合です。お宅へお邪魔してお仏壇の「お精念抜き」のお経を上げると「お仏壇を引き取ってくれませんか?」とお申し出があります。購入した仏壇屋さんがなかなか引き取りに来てくれないらしく、お預かりして帰ります。古いお仏壇はお焚き上げをして燃やすのですが、写真のように真新しい仏壇はもったいなくてとってあります。中古のお仏壇ではありますが、とてもきれいなものです。ご希望の方は差し上げます。メール(info@zenkoji.com)にて問い合わせ下さい。
本堂修繕が5月の連休明けから本格的に始まります。屋根工事を請け負っていただいた業者さん「カナメ建設」さんに依頼して完成予想図を作ってもらいました。写真とCGの複合ですが、何となくイメージができてきました。
現状の屋根はやはり銅板で葺いてあるのですが、本瓦葺きといって瓦の形に銅板を打ち出したもので葺いてあります。
現状の屋根の様子
今回修繕に伴い、信州の善光寺さんの形に出来るだけ近づけようと考えています。さりとて桧皮葺きとはいきませんので、銅版葺きの中でも一文字葺きといって写真のようにのっぺりとした感じになります。
一文字葺きの見本
以前、長野で偉い建築家の先生が善光寺の本堂の美しさは限りなく女性的な屋根のウエーブと寺院建築には珍しい奥行きの深さだと話しておられました。それを再現すべく頑張っていきます。完成は平成21の創立100周年記念の御開帳を翌年にひかえた平成20年の春です。
昨日、「尾張地区地理歴史・公民科教育研究総会」の研修会に呼ばれて「善光寺縁起」の講演をさせていただきました。今までに何度か講演のご依頼をいただいて出かけたことはありましたが、今回は皆さん高校の社会科の先生ということもあっていささか緊張しました。中には、副住職が高校在学中にご師事をいただいた先生もいらっしゃって、、、いやはや、やりにくかったです。「善光寺縁起」の中でもご本尊様のことをやや学術的?にお話させていただきました。さらに、副住職の講演に引き続いて妻の麻子が「善光寺縁起」の「ご絵解き」をさせていただきました。夫婦して二人三脚の講演は初めてでしたが、とても充実した内容だったと自画自賛しております。