善光寺東海別院の本堂を建設するにあたり、初代住職の旭住上人は布教によってその浄財を集めました。その布教の手段として用いたのが「善光寺縁起」の「絵解き」です。「絵解き」は絵軸を用いて布教を行うのですが、紙芝居のような物です。
明治大学の林雅彦先生が中心となり「絵解き研究会」という会に善光寺東海別院も参加しております。その例会として今回は「チベット伝承仏画の絵解き」と題して長野の西方寺にて開催されました。チベットにおける絵解き師の役割を果たす「ラマ・マニ師」が来日され、タンカ(仏画)の絵解きを行ったのです。いつも副住職夫人が「絵解き研究会」には出席するのですが、大変有意義なご縁だったと感動して帰ってまいりました。
|