正月にはご印文の授与がございます
新年明けましておめでとうございます。
昨年の漢字は「暑」=「あつい」でした。記録的な猛暑だった夏を象徴しているのだと思われます。一転、年越しは「寒」でした。お天気が極端なここ数年、、、。移り行く四季というよりは季節の境目が無くいきなり夏に冬になるような感じですね。心構えや支度が出来なくて戸惑ってしまいます。
四季の変わり行く様子と同様にものの考え方が白黒はっきりさせて決めるというのがどうも主流のようです。
仏教には「中陰」ちゅういんという考えがあり人が死んでからの四十九日間を指します。死者があの世へ旅立つ期間。四十九日。死者が生と死・陰と陽の狭間に居るため中陰といいます。故人に対する追慕、故人を通して「生と死」について考え、謹しんで生活をする期間ともいいます。いわゆる猶予期間ですね。
私たちの営みには色んなことと折り合いをつけるため猶予が必要です。心にゆとりを、、、。今年もよい年でありますように。